小原大元神楽
2011年(平成23年)

7年に一度の式年祭

 日 時  2011年(平成23年)10月15日(土)〜16日(日)
 場 所  小原大歳神社(広島県山県郡北広島町小原)
 式年祭 15日 16:00  湯立神事
      17:00  神迎え
       24:00  荒神祭 
          1.潮祓               
          2.尊神 
          3.胴の口開け 
          4.八幡
          5.四神 
  16日 02:00  夜中本祭
          6.恵比寿 
          7.天蓋 
          8.綱貫 
          9.岩戸 
         10.御綱祭 
         11.大蛇 
      06:00  神送り 
       08:00  三島神社 祭典
      15:30  大歳神社 祭典 

   
神迎え  綱貫 

  

 【小原大元神楽】

 小原大元神楽は、もともと水害から作物や人間を守り、五穀豊穣の秋が迎えられるよう、農民の願いを込めて天正年間(1570年代)に始まったと言われている。
 小原地区の大歳神社の例祭では、通称芸北神楽と呼ばれるものを地元神楽団が奉納するが、7年に1度だけ、小原地区の高野側中州に鎮座する大元神を大歳神社に迎え、昔から伝わる大元神楽を奉納する。
 地域ぐるみで、江戸中期の民俗行事・郷土芸能をを今に伝える貴重な文化として高い評価を受け1986年(昭和61年)広島県無形民族文化財に指定された。
 初めて小原で舞われた頃は大綱を持って舞うだけの素朴なものだったが、それが時代とともに土地固有の神楽や島根県から持ち込まれた石見神楽などが加わり、現在のような華やかで庶民も楽しめるものに変わってきた。
 この大元神楽を奉納する年の祭りを「式年祭」と呼び、現在も、地区内総出で執り行っている。
 大元綱と称する、長さ約12メートル、太いところで約20センチもある大縄を藁でつくり、龍に見立てて治水や豊作を願う神事を行う。この大元綱を神前に供え祭礼行事や奉納神楽が次々催される。午前2時頃からが式年祭のクライマックス、天蓋(てんがい)、綱貫(つなぬき)、御綱祭(おつなまつり)などが大元神楽の一連の行事が夜明けまで続く。 
 


地域のお祭りですので、地域の方優先です。
ご覧頂く場合、また写真撮影等については会場で受付などにお声掛けいただき
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